デビットカードで現金化│立て替え・後払い機能つきカード紹介

デビットカードで現金化をしたい。

そのように考えている人が結構な人数がいるようです。

この記事では次のようなことをカバーしています。

この記事でわかること
(クリックすると該当箇所に飛びます)

デビットカードは現金化できる?

基本的にはデビットカードで現金化する意味がない

結論から言ってしまうと、デビットカードで現金化はできますが、あまり現金化する意味はないと言われています。

それもそのはず、そもそもデビットカードとは買い物をすると、銀行口座から即座にお金が引き落としされる仕組みなので、特に現金化をする必要が無いからです。

口座からお金が引き落としのタイミングも即時に行われます。ですので、欲しいものがあれば現金化せずに、そのままデビットカードで買い物すれば良いだけです。

または、現金が欲しいときは、デビットカードが紐づいている口座からATMで直接現金を自分で引き落とせばいいだけです

ただし後払い機能をもったデビットカードもあるので、気になる人は読み進めてね!

デビットカードとはそもそも何か

デビットカードとは、クレジットカードのような見た目の番号つきのカードで、まさしくクレジットカードと同様につかえます。

ネットショッピングでも実店舗でも使えるので、実際に使うときの感覚はほとんど変わりません。

クレジットカードとの違いで言えば、クレジットカードが後払い方式(翌月に返済)である一方で、デビットカードは使った瞬間に即時に紐づいている銀行口座からお金が引き落とされる仕組みになっています。

別の言い方をすれば、デビットカードは基本的には口座に振り込んであるお金以上に、使うことはできない仕組みなのです。

後払い機能を持ったデビットカードもある

しかし例外的に、後払い機能を持ったデビットカードも存在します。

後払い、立て替え、自動融資などという名称で呼ばれる機能ですが、簡単に分類すると以下の2タイプが存在します。

  1. 立て替え機能:利用時の不足金額を金融機関が一時的に立て替えてくれる(利息なし)
  2. 自動ローン機能:自動融資とも呼ばれます(利息あり)

立て替え機能とは、デビットカードで例えば10万円のものを購入しようとしたが、紐づいている銀行口座に5万円しかなかった場合に機能します。

金融機関が不足分(5万円)かもしくは全額(10万円)を建て替えてくれるサービスです。

自動ローンも立て替えとかなり似てはいます。デビットカードで買い物をしたときの購入金額と口座残高の不足分を立て替えてくれるという点では同じです。

しかし、ローンという名前のとおり、こちらの場合は、立て替えた金額に金利が発生することが大きな特徴となっています。

金利の相場は自動融資機能つきのデビットカードの代表格であるPayPay銀行デビットカードの場合は、年間1.59%~18%となっています。

後払いで現金化できるデビットカード

現金化に使える後払い機能を持ったデビットカードの種類

便利な後払いや立て替え機能を持ったデビットカードはそう多くありません。

業界のなかでも知名度もあり信頼性が高い4つのデビットカードを以下では紹介していきます。

次から4つのカードそれぞれの詳細を見いていきます。

後払いや立て替え機能を持ったデビットカード

  • イオンデビットカード(デビットカード単体)
  • イオンデビットカード(キャッシュカードとデビットカードの一体型)
  • 三井住友銀行SMBCデビット
  • PayPay銀行デビットカード(旧ジャパンネット銀行)

イオンデビットカードのバックアップサービス

後払い機能があるデビットカードとしては、イオンデビットカードが有名です。

カード名称 イオンデビットカード
運営会社 株式会社イオン銀行
立て替え/後払いサービス名称 バックアップサービス
ブランド VISA
立て替えの対象金額 不足金額ではなく買い物の代金の全額を立て替え
上限金額 10万円
利息 なし
返済期限 ・毎月10日まで毎日1回ずつ引き落とし
・毎月の10日を過ぎると翌月2日が期限になる
その他 ・審査必須
・デビットカード機能単体のカード

こちらのカードの「バックアップサービス」は、銀行のシステムが万が一に停止した場合や、購入金額が不足している場合に自動的に立て替えてくれるサービスです。

立て替えてくれる金額は、購入金額と口座残高の不足ではなく、購入金額の全額になります。

立て替え金額の上限は十万円までですが、貸金ではなく単なる立て替えなので、利息なしで利用できるのが最大の特徴です。

もし3万円を立て替えてもらった場合は、残りの与信の枠は7万円になります。返済しないと7万円以上は、立て替えてもらえません。

返済は毎月10日まで、その間は毎日引き落としがかけられます。毎日必ず振替処理がトライされますので、口座に立て替えてもらった金額を入金すれば、すぐにお金を返済できます。

もし10日を過ぎると次の期限として翌月2日が設定しなおされます。

ちなみに利息が発生しないからといって、延滞をすると遅延損害金が発生すると同時に信用情報(クレジットヒストリー)に傷がつきますので、絶対にやめましょう。

イオン銀行のキャッシュ+デビットカード一体型

イオン銀行キャッシュ+デビットは、デビットカード機能とキャッシュカード機能が一緒になったカードです。

カード名称(通称) イオン銀行キャッシュ+デビット
運営会社 株式会社イオン銀行
立て替え/後払いサービス名称 バックアップサービス
ブランド JCB
立て替え金額 デビットカード機能単体と同じ
上限金額
利息
返済期限
その他 ・審査必須
・キャッシュカードとデビットカード機能が一体となったカード

イオン銀行が発行するデビットカードは、キャッシュカードとして、ATMからお金を引き出せますし、デビットカードとして、ネットショッピングや店舗でのお買い物時にクレジットカードのように利用できます。

違いとしては、デビットカード機能単体のほうがVISAブランドなのに対して、キャッシュカード一体型は、JCBブランドとなっている点です。(とはいえ国内で使う分には不自由はないでしょう)

三井住友銀行SMBCデビット

現金化するのに便利な後払い機能を持ったデビットカードとしては三井住友SMBCデビットカードも有名です。

カード名称 三井住友銀行SMBCデビット
運営会社 三井住友カード株式会社
立て替え/後払いサービス名称 立替払い
ブランド VISA
立て替え金額 ・不足金額を立て替え(自動キャッシング)
上限金額 不明
利息 なし
返済期限 残高不足発生日より60日を経過しても立替分を引き落とせない場合はデビットの会員資格を抹消
その他 ・審査必須
・デビットカード機能単体/キャッシュカード一体型の2つが用意

SMBCデビットも他のデビットカードと同様、ショッピングの際の利用金額と口座残高に差異がある場合は、不足分を立て替えてくれるサービスを行っています。

ただし、これはSMBCデビットのウリにしているわけではなく、一応用意しているくらいのニュアンスのようです。

というのも、HPを見ても上限金額が不明など、あまりこの機能を全面に打ち出している感じがしません。

また、残高不足発生日より60日を経過しても、立替分を引き落としできない場合は会員資格を抹消すると記載があるなど、厳し目のトーンで説明がされているからです。

SMBCは60日が経ったら問答無用ですぐに会員資格を抹消すると明記するなど、SMBCのほうが厳しいような印象です。

(SMBCからすれば迷惑な話ですが、立て替えのための利息は発生しないところを60日も待ってくれるとも言えますが、イオンデビットカードの遅延損害金に対するポリシーが良すぎるのかもしれません)

延滞して会員資格の抹消までいってしまうと、信用情報に傷がつき、クレジットカードやローンを組めないなどの事態に陥る(=いわゆるブラックリスト)ので、延滞することはやめましょう。

PayPay銀行デビットカード(旧ジャパンネット銀行)の自動融資

自動融資(自動キャッシング)機能がついているデビットカードとしてはPayPay銀行も有名です。

カード名称 PayPay銀行デビットカード
運営会社 PayPay銀行株式会社
立て替え/後払いサービス名称 自動融資(自動キャッシング)
ブランド VISA
立て替え金額 ・不足金額を立て替え(自動キャッシング)
上限金額 30万円~500万円
(限度額は設定で変更可能)
利息 年間1.59%~18%
返済期限 ・毎月1日~28日の範囲でユーザーが自分で設定した返済日までに返済する(約定返済方式)
その他 ・審査必須
・デビットカード機能単体のカード

PayPay銀行が発行するデビットカードには「自動融資」という機能がついていて、買い物の代金に対して銀行口座残高が不足がある場合は、PayPay銀行が一旦立て替えてくれる仕組みになっています。

ただし、内容としては、カードローンと同様になるので、金利は年間1.59%~18%発生することは覚えておきましょう。

その代わり、イオンデビットカードのように、購入金額の全てを立て替えるわけではないので必要な不足分にしか金利はかかりません。

また、カードローンであることから借り入れできる金額は30万円~500万円と大きめになっています。

立て替えタイプのイオンデビットカードの上限金額が10万円であることを考えるとこれはメリットともいえるでしょう。

デビットカードで現金化する具体的な方法手順

現金化に便利な後払い/立て替え機能をもったデビットカードを見てきました。

次はいよいよデビットカードを使った現金化の具体的な方法を紹介していきます。

ギフト券を買って現金化

デビットカードで現金化する一番確実な方法はこれです。(2023年9月時点でも有効です)

デビットカードも、クレジットカードと同様にVISA/Master/JCBブランドがついていてカード番号がありますので、クレジットカードと同様にオンラインでギフトカードを購入することができます。

ギフトカード(金券)は換金率が高い商品の代表格。

例えばAppleギフトカードであれば今なら買取率が93~98%程度で推移していますので、非常に高く買取ってもらえます。

(ちなみに以前はAmazonギフト券がこの代表格でしたが、今は買取率が下がり良くても80%くらいしかありません)

スマホ・携帯さえあれば、24時間いつでもどこからでも、全てオンラインで取引が完結するのでとても簡単です。

最短で30分程度ですぐに現金化できてしまいますし、誰とも電話で話す必要すらありません。

以下にクレカ現金化の流れを詳細に説明します。

Apple公式オンラインサイトにアクセス
購入したいデザインや金額を選ぶ

次に購入したいデザインや金額を選びましょう。

現金化目的であれば、デザインは特に気にする必要はないと思います。

金額は、3,000円、5,000円、10,000円、または、自由に入力する方法も用意されています。最大50万円まで購入することが可能です。

自分で買って、自分で使うだけなので、受取人、差出人ともに自分のメールアドレスを入力します。(ギフトカードなので、プレゼントとして送れるようになっていますが自分のために購入する場合はこれでOKです)

Appleギフトカードの購入方法(デザイン、金額、受取人・差出人のメールアドレス入力)
デビットカードの番号を入力します

次にデビットカードの番号を入力します。

番号を入力したら、「注文の確認」という青いボタンを押して注文を確定させます。

公式オンラインストアでのAppleギフトカード購入画面(支払い画面)
ギフト券買取サイトで買取してもらう

Appleギフトカードが自分のメールアドレスに送られてくることを確認します。

問題なければ、ギフト券買取サイトと呼ばれるサイトでギフト券を売却します。

いまのオススメはAppleギフトカードを超高換金率で買取ってくれることで有名な買取ライオンです。

こちらのサイトは申し込みから30分以内にスピード振込してくれますし、最近ならAppleギフトカードを95~98%で買取ってくれています。

(初めての利用でわからないことがあっても、LINEで気軽に相談できてわかりやすくサポートしてくれます)

▼以下の関連記事では、信頼できるギフトカード買取サイトを紹介しています。

買取ライオン│評判口コミでAppleギフトカード買取98%?

番外編:当座借越機能を使う

デビットカードの立て替え機能とは、少し毛色が違いますが「当座借越機能」というものを使っても実は現金化はできます。

「当座借越」とは、定期預金を担保にして、不足する金額を銀行から立て替えてくれるサービスのことです。

当座借越は、定期預金の残高の8割を上限として立て替えを受けることができると言われています。

しかし、一方で条件として、まず定額預金が必要なことと、また、デビットカードしても当座借越に対応するものである必要があります。

例えば、三井住友のジェイデビットカードが該当しますので、当座借越に興味がある人はこのようなデビットカードを使っても良いでしょう。

王道編:クレジットカードで現金化するのが一番

これまでデビットカードにおける現金化の方法を説明してきましたが、やはり現金化の王道はクレジットカードで行うべきでしょう。

理由としては3つあります。

クレジットカードのほうが現金化に向いている理由

  1. クレジットカードはポイントが付く(1%程度)
  2. クレジットカードは限度額が数十万円など大きめ(対して、イオンデビットカードは10万円まで)
  3. クレジットカードは翌月まで(一括返済)なら金利がつかない

クレジットカードはポイント還元の恩恵を1%程度受けられるものが多いです。これにより現金化をよりオトクにできます。

また、イオンデビットカードは10万円までしか上限がありません。しかし、クレジットカードなら数十万円や100万円は現金化できます。

最後に、PayPay銀行のデビットカードの「自動融資」は上限金額が大きめですが、一方で金利が最大年利で18%かかります。

以上を踏まえると、現金化するのであればデビットカードにこだわらず、クレジットカードを使える人は後者を使ったほうが合理的であるといえます。

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