借金がある人の行動パターン13個と取るべき対策

「借金する人の行動パターン」に何か共通項はあるのでしょうか?

この記事をお読みの方は、自分自身か、知り合いや友人、家族のいずれかに借金をしている人がいるのかと思います。

実際に、お金を借りる人たちには、いくつかの行動パターンや特性があることが科学的にも研究されていますので、以下では、その特徴を一つ一つ分かりやすく説明してまいります。

また借金する人を、結婚や交際相手として考えるべきかや、眼の前の借金を減らすための具体的な方法なども紹介しています。

この記事でわかること
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借金する人の行動パターン全13集

所持金を常に使ってしまう性格

借金する人の行動パターンのまず1番目に挙げられるのが、所持金を比較的すぐに使う性格をしていることです。

ある男性で200万円程度借金の経験があった人にインタビューをさせていただいたところ、手元にお金があると、すぐに使ってしまうという性格の方でした。

彼の場合は「お金は使うものであって貯めるものではない」、「使って初めて意味がある」と父親から言われて育ったので、そのような価値観を持つようになったといいます

初任給からずっと綺麗サッパリと給与は使い切っていて、借金やクレジットカードの現金化も経験があるようです。

しかし、大切な人間関係や自分の趣味嗜好、自己投資などに本当に自分が大事だと思っていることに使っている。自分なりに満足する時間を過ごせているのでまったく後悔はないと伺えました。

このように、所持金や給与を使い切ってしまう人は、「お金を使ってなんぼ」や「自分が好きなものに全力投球」したり「眼の前のことにちょっと熱くなりすぎる」ような価値観を持っているようです。

しかし、かといって借金が増えすぎてブラックリストに載るだとか、自己破産するなどいったことになると困ります。もし借金があるなら、あとで紹介する方法なども使いながら、ブラックリストの回避や借金の返済をしていきましょう。

欲しいものが目に入るとその衝動を抑えられない

借金する人の行動パターンの2番目は、欲しい物があると衝動を抑えられない、です。

これもインタビューした方の特徴ですが「かっこいい洋服」、「最新のスマートフォン」、「最新スペックのパソコン」など欲しいとなったら買ってしまいます。

たしかに「我慢できない性格」というのは、金銭的に困ることもあると思いますがその分のメリットもあるという興味深いお話も伺えました。

常に最新のものを使いたいと思っています。特に、最新のスマートフォンやパソコンなどは性能が段違いなので、古い機種を使っているよりも色々効率が違います。例えば、会社の仕事をしているときでも私用携帯で対応するときもありますよね?

そんなときにガラケーなんかを使っていたら、WEB会議にも出れませんし、メールアプリの挙動すら遅いです。最新のスマートフォンであれあWEB会議にも出ながら、お客さんとの会議内容を自動で議事録をとってくれる、なんてアプリも存在します。

プライベートでも、すぐ止まったり、LINEが落ちるなんてスマホは使いたくありません。なぜなら人生の時間の無駄だからです。

洋服もそれなりに良いものは持ちたいものです。いい年した大人になれば、見てくれは信頼にも影響しますので、ある程度は気にしたいものです。

異性からの印象も、仕事上の印象も上がるという意味ではある程度の費用対効果があります。

話の内容は興味深く、たしかにそれなりに説得力がある主張のようにも聞こえました。

しかし、目の前の負債が大きくなると負担が増えて返済の延滞などが発生します。延滞の61日目になると、ブラックリストの載ってしまい、クレジットカードの作成やお金を借りるなどを5年間はできなくなるので、そのような事態になる前に、コチラの方法などでなんとかしたほうが良いでしょう。

悩みや問題を他者に共有しない

借金をする人の特徴としては、あまり悩みや問題を他人に共有しない傾向があります。

傾向としては、わりと「一匹狼」や「プライドが高い」タイプが多いようです。

これ自体は別に悪いことではありません。

プライドがなければ「こうなりたい」、「こうしたい」という意欲も出ませんので、これ自体は良くも悪くもなく単に特性の問題です。

また、他人に悩みや問題を共有しなかったとしても、正しい情報を使って返済計画を建てたりしっかりと返済できれば、特に誰かに相談する必要も無いでしょう。

しかし、もし誰にも相談できない状態で借金について悩んでいるのであれば、こちらで紹介する「おまとめローン」や緊急事態に使える「クレジットカード現金化」などのテクニックも使いながら、返済していくことができる人であれば、これ自体が問題だということは無いでしょう。

借金を自分のお金だと考える

借金をする人の特徴としては、借金も自分のお金だと考える傾向があります。

例えばギャンブルをする人もそうですが、「眼の前の勝負に熱くなる」ところがあり、それが行き過ぎると感覚が麻痺するので気づいたら知らない間に借金が増えているということが起こります。

自分のお金だけで回しているつもりが、いつの間にか他人のお金(借金)に手を出してしまっていた。という人もいますが、借金は当たり前ですが自分のお金ではないので、もしそのような事態に陥ってしまっているとすれば、一度冷静になり、「おまとめローン」や「クレジットカード現金化」のテクニックを使ってなんとか借金の返済やブラックリスト化を防ぐなどををしましょう。

他者の前での自己評価を高めようとする

自己評価を高めたい気持ちがあることは悪いことではありません。プライドが無いと何も始まりません。

女性に奢る、良い服を着たい、最新のゲームをプレイしたい、美味しいものを食べたい、よく見られたい、可愛いと言われたい、かっこいいと言われたい。

すべてプライドからくるものですが、このような気持ちがあることは自然なことです。見栄を張ることが悪いことのように書いている記事がありますが、他人の前で見栄を張ったことがない人はいないでしょう。

しかし、こうした気持ちが強すぎて、過大な借金をしてしまうと返済に追われてしまうので、ある程度のバランスを持つことも大事です。返済に困ったらコチラで書いている方法でなんとかしましょう。

自己の行動を正当化しようとする考えが強い

借金をする人は自己の行動を正当化する人が多いとも言われています。

自分の考えを正当化したいという考えが強すぎる場合は考えものですが、とはいえ、ある程度は持ってないとこのような考えがあることは自然ですし、好き嫌いかはおいておいて、そのような価値観をモチベーションとして仕事などを頑張る人もいます。

しかしながら、自分の行動を正当化するためやそのストレスのために無理な出費を重ねることは長くは続きませんので、もし借金が増えてしまっているのならば、一旦は落ち着いて支出を減らすなり借金を整理するなどしながら、後で紹介するテクニックも使いながら、借金を減らしていきましょう。

ストレスを解消するために買い物をする

借金をする人の特徴として、よく挙げられるのがストレス解消するために買い物をしてしまうということです。

このような傾向があることは確かではありますが程度の問題でもあることも事実です。

例えばほとんどの女性がストレス解消のために買い物を利用します。男性でも仕事が忙しかった時期は、ブランド物のスーツやバッグを買ってしまったということを言う人もいます。

しかしながら、買い物はうまくつきあえばストレスを解消するための手段ですし、人生に彩りや楽しい時間を与えてくれるものなので、純粋に悪いものでは無いはずです。

いきすぎたレベルでなければ適度に買い物を楽しむのも人生にとっては必要だといえます。(もし借金してしまっているなら、あとで紹介する方法も使って対処していきましょう

高額な娯楽に頻繁に足を運ぶ

借金をする人の特徴として、他にもよく言われるのは、お金が必要な楽しみにハマってしまうということです。

たしかにお金が必要のない趣味に楽しみを見出すのもひとつです。

しかし、一方で特に都市部に住んでいるなどの場合は、お金を使うことで楽しめる魅力的なサービスが沢山ありますし、人と付き合うにも、何かしら趣味や娯楽などが無いと人間関係を円滑に進めるのも難しいでしょうし、節約節約では疲れてしまいます。

娯楽にお金を使うこと自体は悪いことではありません。ただし返済を計画的にできていない場合などは、見直しが必要だと思いますので「おまとめローン」などの方法も活用すると良いでしょう

定職に就かず、頻繁に仕事を変える

お金を借りる人は、定職に就かないで頻繁に仕事を変えるタイプだとよく言われます。

しかし、最近は非正規雇用も人口全体の4割以上となり、フリーランス人口もコロナ禍の影響もあり2000万人近くと言われています。

定職に就かないことが悪いことであるように言われていますが、今はそのような状態が当たり前ですし、サラリーマンの人でも転職することが当たり前になっています。(30代はいまは2人に1人が転職)

「定職」という言葉が死語になりつつなるなか、時代にそぐわない指摘をされても困るところがあります。

しかし一方で、眼の前に借金があれば、ちゃんと返済する必要がありますが、もし難しくなりつつある場合は、後ほど紹介する方法も使いながら計画を見直しましょう。

虚偽の情報を話してしまう

お金を借りる人は嘘をつく人だ、と言われがちです。

しかし、一生のなかで嘘をついたことが無いという人はいるのでしょうか?

例えば就職活動・転職活動でよく行われる性格診断のアンケート調査では「これまでに嘘をついたことがない(YES/NO)」という設問をよく見かけます。

この設問で「嘘をついたことがない」と答えると、むしろ診断結果としては悪くなります。

調査会社も「嘘をついたことがない人など存在しない」と常識的に考えているからです。お金を借りる人は嘘をつく人だ、という指摘は、あまり的を得ていませんので、そこまで気にする必要はありません。

ただし、それとは別に、借金や今お金で困っているのであれば、なんとかしなければいけないので、後で紹介する方法などを使ってお金のやりくりをしましょう。

熱くなりすぎる性格をしている

借金をする人は傾向として、「何かに夢中になる」、「何かに没頭する」、「何かを欲しくなったら衝動をおさえられない」などの性格をしていまs.

このような性格は意味素晴らしいものです。

しかし、ときに熱くなり過ぎて、自分の返済能力以上に借り入れをしてしまうこともありますので、そのようなときは一度「おまとめローン」や緊急事態のときは「クレジットカード現金化」などで危ない事態を乗り越えましょう

ギャンブルを好む傾向がある

お金を借りれ人は、ギャンブルを好む傾向があると言われています。

ギャンブル自体は特にものすごく悪いものではないといえます。FXや株式投資も究極的に言えばギャンブルです。

「この株は絶対に上がるということはありません」、「このドル円のスワップを定期的に繰り返していれば絶対に儲かる」なんてこともありません。

不確実なゲームにお金を投資してリターンを得るという行為としては同じですし、FXや株式を投資を否定したら、現在の経済は成り立ちません。

ギャンブル自体は特段悪いものではないといえますが、しかしながらハマり過ぎて借金が膨らんでいるのであれば、なんとかしなければいけません。

放置しておくとブラックリストにのも載りかねませんので、この記事で紹介する方法などを使ってなんとかしましょう。

資金の管理が苦手なタイプ

これまで借金がある人の様々な特徴を見てきました。一つ一つの特性自体は特に問題があるものではなく、むしろ、良い側面として見れるものも多いです。

ただし、一つだけ、注意しなくてはならないのは、「資金の管理」が苦手である認識があるなら、それは見直したほうが良いということです。

あまりに大きい返済金額や借入額になると、返済だけで困ることになってしまいます。また、返済を延滞し始めてから61日が経過すると「異動」というステータスを信用情報機関に報告されてしまい「ブラックリスト」状態になります。

こうなると、クレジットカードが作れない、カードローンが借りれない、携帯電話が止まるなどの様々なデメリットが発生し、自分ではどうしようもなくなる可能性が高いです。

そのような状況になる前に、「まとめローン」を使って自分の返済する借り入れを一本化して金利を下げたり返済の漏れをなくしたりする。または「クレジットカード現金化」などのテクニックを使って、なんとしても61日目にならないようにしましょう。

借金がある人とのお付き合い・結婚を判断するためのポイント

借金がある人の特徴を見てきましたが、結婚や交際をしているお相手としてどうなのか?というのはよく議論される話です。こちらについても見ていきます。

借金がある理由をしっかりと教えてもらおう

借金はいきなりできることはありません。必ず借りた理由や経緯があります。

借金をする人の特徴を、列挙して批判するかのように書いているサイトもありますが、行き過ぎなければ単にその人の性格的や特徴なだけです。

パチンコ屋や競輪などのギャンブルやFXで借金をつくった、などの場合も聞いてみると数年くらいはそれで稼げていたという人もいます。

そこからギャンブルやFXを綺麗サッパリと辞めて、正社員として働き始めて順調に昇進をしているという人もいらっしゃいます。(価値観がちょっと違うだけで稼ぐことには前向きな人も多いです)

ハナから借金がある=受け付けられないという考えではなく、あなたが交際を考える人であれば、なぜ借金をすることになったのかを詳しく教えてもらい、理由や今後自分が将来の相手として共に歩んでいけるかどうかを考えてみましょう。

現実的な返済の計画を立てているか

同時に返済の計画があるのかも聞いてみましょう。

もし無いのであれば、一緒にいるかを見合わせることもひとつですが、それでも相手のことを好きなのであれば、一度、本人とも一緒に金融的なアドバイスを受けられる消費者金融や弁護士に相談するのもありでしょう。

また生活費に困っていたり、クレジットカードの支払いやカードローンの延滞などが61日目にさしかかろうとしているのであれば、とりあえず、緊急的にクレジットカード現金化などを使って急場をしのぐなどもありでしょう。

延滞が61日目になると、ブラックリストに載ってしまい、新規の借り換えや、金利を下げることも可能な「借り換え」などもできなくなりますので、本当に気をつけましょう)

返済を滞納していないかどうか

返済を滞納していないかを確認するのも大事です。その人と付き合っていくいかないに限らず確認しましょう。

滞納がある場合は、信用情報的に傷がついてしまう61日目にならないようにすることが大事です。

これを防ぐには、借り換えや、おまとめローンや、クレジットカード現金化や後払いアプリ現金化を使って滞納の日数をリセットすることが有効です。

眼の前の借金を減らしブラックリストを回避しよう

お金を借りる人の特徴を見てきましたが、とはいえ、延滞していたり、借り入れや返済の金額が増えているのであればまずはどうにか返済したり、なんとかお金を工面することが大事です。

具体的な方法を見ていきます。

借り換えを検討する

借り換えとは、いまの借金を、他の会社に付け替えることです。

また、複数社からの借入を、1社にまとめて借り換えることを、「おまとめローン」なんて呼んだりします。

借り換えのメリット

  • 複数の借り入れを一本化して返済期限がシンプルに
    (「A社に20日、B社に15日」 ⇒ C社にだけ25日に返済 などシンプルに)
  • 借り入れしている会社が1社だけになるのでわかりやすくなる
  • 金利を低くできる(まとめる先の融資の金利が低い場合)

▼以下は借り換えもできる消費者金融の情報をまとめて紹介しています

激甘審査ファイナンスでお金を借りたい人にオススメの16社まとめ│徹底解説

クレジットカード現金化も活用する

借り換えの方法を紹介しましたが、消費者金融や銀行その他から借入するのは審査が必要であり、また収入証明書なども必要なので借り換えはある程度 時間がかかります

またクレジットカードのキャッシングも日数がかかります。申込みをしていない場合はその時点から利用申し込みをする必要があるので、こちらも数日はかかることを知っておきましょう。

もしクレジットカードが手元にあるのであれば、クレジットカード現金化という手段もあります。この際に覚えておきましょう。

クレジットカード現金化とは、クレジットカードで換金率が良い商品を購入して、その商品を業者に買い取ってもらうことです。

いまであれば定番の手法として、Appleギフトカードという電子オンラインギフト券を購入するやり方があります。この方法であれば~98%の換金率で換金できるので、クレカの還元ポイントも含めるとほとんど損することなく現金化することができます。

やり方は簡単で、Appleオンライン公式サイトを訪問して、「Appleギフトカード」を購入して、特定の業者に転売するだけです。

これで30分程度で数万円から数十万円を手に入れることができます。

例えば、以下のオンラインサイトは、先程書いたように~98%で買い取りをしてくれるのでこのようなサイトを利用すればよいでしょう。

買取ライオン│評判口コミでAppleギフトカード買取98%?

信頼できる彼氏・彼女・パートナー・家族と一緒に頑張る

債務が増えている場合は、最終的には節約して収支を管理して、できるだけ返済にあてる必要があります。

このような状態はわりとつらい状態なので、一人では乗り切れないことも多いかもしれません。

もし彼女・彼氏・パートナー・家族がいる方であれば、恥とは考えずに一緒に頑張ることを協力してもらうのもひとつの手です。

家族に伝えるのが嫌だという人もいるでしょうが、郵便物や電話などで遅かれ早かれ最終的に状況は伝わってしまいますので、早めに事情を説明して協力を取り付けるのも一つの手だと思います。

▼郵便局に不在届けを出しても結局はバレる確率が高いことを解説しています

郵便局に不在届を出してもバレる?注意点や対策を徹底解説 郵便局に不在届を出してもバレる?注意点や対策を徹底解説

お金をかけないでも楽しむ方法を見つける

返済を計画的にしていくとなると、節約もする必要があります。そうするとお金をかけずに楽しめる趣味や方法を見つけることです。

最近なら例えば、LINE漫画やピッコマなどでは無料で毎日漫画を読むことも可能ですし、スマホがあればYoutube、TIKTOKなどで無料で動画を楽しむこともできます。

またデートはお金がかかるものだと思われがちですが、デートもアイディア一つで、ほとんどお金をかけなくても楽しむことができます。

彼女・彼氏とのデートで毎回お金を使わないといけないと思っている人は以下の記事なども参考になるかもしれません。

お金がなくても楽しめるデートプラン40選│金欠解消する方法も紹介

債務の問題を抱える人への救済を利用する

借金の問題を抱える人には、あまり知られてはいませんが「債務整理」という方法が用意されています。

債務整理の方法は大きく分けると3つです。

債務整理の方法は大きく分けて3つ

  • 任意整理:お金を借りている金融機関と交渉をして、利息と遅延損害金この2つの支払いから解放してもらいます。
    ご家族、勤め先に知られること無く、比較的短期間で調整を完了できることが知られています
  • 個人再生:裁判所を通して行うことができる制度で、現在の借金5分の1程度に減らしてもらいます
  • 自己破産:裁判所を通して、いまある借金をすべて免除してもらいます

任意整理

任意整理は、元本は減りませんが、利息と遅延損害金だけでも免除してもらうことができるので、月々の返済はかなり楽になります。

借金の金額が大きくなってくると、応じて金利の支払いも大きくなり「元本が減らない」という問題が生じてきます。そうなると金利だけをずっと払い続けることにもなりますし、生活も苦しくなってきます。

貸し手側も、借り手側に自己破産されてしまうよりは、元本を回収できるほうがよっぽどいいので、任意整理に応じてくれる場合もあります。

ただし、交渉するのは簡単ではないので、自分でやるのではなく弁護士などを介して、数ヶ月程度の期間をかけて交渉をするのが一般的です。

個人再生

個人再生とは、裁判所に再度設定した返済計画(=再生計画)の認可を受けて、借金を5分の1に減額してもらう制度です。

返済期間はだいたい3年に設定されるので、比較的十分な猶予を持って返済することができます。

デメリットとしては、次の自己破産の項で述べているのと共通で、ブラックリストへの登録がされることなどがあります。

一方で、個人再生のほうが自己破産よりも優れている点としては、自己破産は警備員や国家公務員など特定の職業に就いている人は選択できませんが、個人再生なら可能だということです。

自己破産

個人再生と自己破産は借金の元本自体を減らすことができるという意味では究極の救済方法ですが、以下のようなかなりのデメリットがあるので、安易に選択するのは厳禁です。

自己破産のデメリット

  • ブラックリストへの登録がされる
  • 職業や資格取得が制限されてしまう(士業、警備員、国家公務員など)
  • 自己破産したという事実を官報(ネット上含む)に掲載される
  • 財産を手放す必要(管財事件の場合)
  • 引っ越しや長期の旅行を行う場合は裁判所の許可が必要となる(管財事件の場合)
  • 郵便物が破産管財人に毎回転送されてチェックを受ける(管財事件の場合)

初めて聞く方からするとたくさんのデメリットに面食らうと思います。

とはいえ、債権者(貸し手側)のことも考慮すると、誰も彼もが簡単に自己破産をできてしまうと、融資のビジネス自体がなくなってしまうので、このようなペナルティが自己破産には設定されています。

ただし、個人再生も自己破産も、どちらも税金や養育費、保険料、水道代は免除できません。この点には気をつけましょう。

弁護士への無料相談も利用する

任意整理、個人再生、自己破産などのメリットやデメリットを見てきましたが、いずれにせよ、個人で行うのが非常に大変です。

最近では簡単な相談をするだけなら、ネット上でも無料で弁護士の相談を受け付けてくれる掲示板などもありますし、また、初回の相談を無料で引き受けてくれる弁護士事務所もあります。

債務整理を検討するのであれば、インターネットなどで、お住まいの近くの弁護士事務所を調べてみるのも良いでしょう。

注意点:債務整理をすると新たに借金ができなくなる

繰り返しになりますが、債務整理を行うと、ブラックリストに載るので新たな借金をすることはまず5年間はできなくなります。

また債務整理をするのも、一人で行うのは難しいので、基本的には弁護士をつけて行いますし、また、個人再生や自己破産の場合は裁判所も関わるので、さらに時間が必要になります。

債務整理にかかる時間はだいたい数ヶ月は最低でもかかるといって良いでしょう。

よく最短2ヶ月で終わるということを書いているサイトがありますが、あればあくまで「最短」であって、「平均的」、「一般的」にかかる時間とは全く別ですので注意しましょう。

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