Paypalはコンビニの支払いに使えるのか?
Vプリカギフトカードや、Vプリカを使えばできるのでは?
このような記事がたくさんありますが、これらの記事の大半はわかりにくかったり、正しくない情報が書かれています。
結論からいうと、残念ながらコンビニでの支払いをPaypalですることはできません。
VプリカやVプリカギフトカードならできると書いている記事もありますが、できません。
なぜできないのか気になると思いますので、そのあたりもご説明していきます。
コンビニでの支払いはVプリカギフトカード経由ならPaypalでも可能?
コンビニの実店舗でPaypalで支払えるというのは嘘
まず結論からお伝えすると、コンビニ実店舗での支払いをPaypalで行うことはできません。
ですので、ギフトカードを含めていかなる商品もコンビニ実店舗で買うときは、Paypalで支払いできません。
ネット上の記事では、Paypalでもコンビニの実店舗で使える、などという嘘が出回っていますが、これは間違いです。
そのような記事は大抵は、「Vプリカ」を経由すればコンビニでも支払えると書いてますが、Vプリカはネット決済専用のサービスで、コンビニの実店舗で支払うことはできません。
なぜこのような嘘が書いているのか理由は不明ですが、間違えないようにしましょう。
ただし、「ネットコンビニ」(ネット上で支払いして宅配してもらうサービス)ならば、Vプリカ経由でPaypalで支払うことはできます。
この方法についてもう少し見ていきます。
PayPalは2023年3月時点で、導入加盟店数が3500万店舗にもなり世界的に利用されている決済システムです。
インターネットで買い物をすることは当たり前になりましたが、ひとつひとつのECに個人情報や口座情報などを登録するのは不便で不安です。
PayPalなら世界最高レベルのセキュリティを担保してくれますし、お店一つ一つに個人情報を登録する必要がなくなるのです。
Vプリカはインターネット上だけで使える
Vプリカとは、インターネットだけで使えるVISAブランドのプリペイドカードです。
クレジットカードを持ってない人が、インターネットでの買い物をしやすくするために使うカードです。
PayPalは基本的にクレジットカードや口座引き落としの使用を前提としますが、クレジットカードがない人でもPayPalが利用できるようになるのがVプリカです。
海外のサイトなど見慣れないサイトですと、PayPalを使ってもクレジットカードを使うことに抵抗がある人もいます。Vプリカならこの問題を解決できます。
そんな便利なVプリカですが、コンビニなら以下の店舗で購入することが可能です。
Vプリカを購入できるコンビニ
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
Vプリカ経由で支払う場合はネットコンビニのみ可能
Paypalを使うと、Vプリカにチャージできるので、Paypal→Vプリカを経由して支払いが可能になります。
ネットコンビニでは、Vプリカでの支払いができるので、ネットコンビニでの支払いに、Paypalを使えるようになります。
ただし、繰り返しになりますが、Vプリカはインターネットでの買い物にしか使えませんので、コンビニ実店舗で使うことは不可能です。
WAONやnanaco経由でコンビニでPaypalで支払うことができるのか?も調べましたが、やはりできません。WAONやnanacoにPaypalでチャージできないからです。
Vプリカギフトもインターネットショッピングにしか使えない
ちなみに、Vプリカは、リアルの「Vプリカギフト」というカードも用意されており、こちらは3,000円か、5,000円の金額が固定されたギフトカードになります。
Vプリカギフトを購入できるコンビニ
- ローソン
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
- ニューデイズ
- セーブオン
- コミュニティ・ストア
ただし、Vプリカギフトも実店舗で使うことはできないのでコンビニでは使えません。インターネットショッピングにだけ使えます。
また、こちらはチャージして使うタイプではないので、そもそもPaypalを使わずにも使えるものです。
ネットに出回っている、コンビニでPaypalを使えるという情報は嘘です。
Vプリカの購入方法やPaypalでのチャージ方法
Vプリカの購入方法や、Paypalでのチャージ方法についてまとめています
Vプリカの購入方法
Vプリカの購入方法は大きく分けて2つ
- インターネットで購入する方法
- コンビニから購入する方法
Vプリカを購入する方法①:コンビニ
Vプリカをコンビニで購入してから、Vプリカカードの発行、Paypalへの連携登録の一連の流れをまとめています。
この手順を踏めば、最終的にネットコンビニでも、Paypalで支払うことが可能になります。
Vプリカのコンビニでの購入方法
- コンビニの端末機から購入券を発行します
- 購入券をレジに持っていき支払います
- レジで支払うと発行コードがゲットできるのでこちらを控えておきます
Vプリカのアカウント登録・発行方法(事前準備)
- 次にVプリカのHPから、アカウント登録をします(無料)
- メールアドレスやパスワードを入力して、SMSや電話認証を行えば仮登録が完了します
- 仮登録が完了したらメールアドレスに届くメールを開けば本登録が完了
- あとはアカウントから、コンビニで購入済みの「発行コード」を使ってVプリカの発行を行います
- カードのデザインを選択して「加算する」というボタンを押せばVプリカの発行確認画面に進みます
- ここで「発行」ボタンを押せば、カード発行が完了します
VプリカをPaypalに登録連携
- Vプリカが発行できたら、次にPaypalの方でVプリカを登録します
- Paypalにログインしたら、「カード登録」という選択肢がメニュー画面にあるのでこれを選びます
- Vプリカは、VISAブランドなので、VISAを選びましょう
- カード番号、有効期限、Vプリカの暗証番号を入力すれば登録が完了できます。
Vプリカを購入する方法②:インターネット
インターネットでもVプリカは購入することができます。
インターネットで購入する場合は、Vプリカの公式HPからログイン(事前にアカウント発行しておく必要あり)
- Vプリカの公式HPからログイン(事前にアカウント発行しておく必要あり)
- Vプリカの購入画面へ進む
- 購入する金額を選択して、インターネットバンキングかクレジットカードで支払う
- 処理が完了したらすぐに発行されます
Vプリカギフトカードを購入する(コンビニ)
Vプリカとは別で、Vプリカギフトという金額固定で発行手続きが不要なコンビニで購入できるカードもあります。
こちらは、3,000円(税込)と5,000円(税込)のものが用意されていますので好きな金額を選びましょう。
Vプリカ、Vプリカギフトの発行手数料
VプリカとVプリカギフトの発行手数料も記載してきおきます。
差が非常に大きいわけではありませんが、もし面倒でなければネットで発行してしまうのが一番オトクという調査結果となっています。
また発行金額も大きめのほうがお得なので、Vプリカを購入するのであればネットで1万円のものを購入しましょう。
VプリカとVプリカギフトの発行手数料
額面 | Vプリカ (コンビニ) |
Vプリカ (ネット) |
Vプリカ ギフト |
500円 | 200円 | 200円 | |
1000円 | 200円 | 200円 | |
2000円 | 200円 | 200円 | |
3000円 | 200円 | 200円 | 250円 |
5000円 | 200円 | 200円 | |
7000円 | 280円 | 200円 | 290円 |
10000円 | 390円 | 200円 |
Paypalとは
Paypalの特徴をまとめました。まだPaypalを使ったことがないという人はこちらで確認しましょう。
クレジットカード情報を取引先に教えなくてもよい:
PayPalを使う最大の理由は、取引先に対してクレジットカード情報がバレる危険性が限りなく少なくなる点です。
通常は、ECサイトで買い物をする際にクレジットカード番号などは、そのECサイトに登録をしますが、Paipalをはさむことによって、1つひとつのECサイトに対して自分の口座番号やクレジットカード番号などを開示する必要がなくなります。
セキュリティの危険性が声高に叫ばれる昨今において、この点は特にユーザーにとってメリットが大きい点となっています。
導入店舗数:
PayPalは、世界中で3億6千万人以上の人々に利用されており、導入店舗も3,500万以上に上ります。
インターネットショッピングでは、非常に使える場所が幅広く、PayPalが使いやすいサービスでありまた信頼があるサービスであることを示しています。
多様な利用場所:
PayPalは、Microsoft、PlayStation Store、Facebook、YouTube、pixivなどのデジタルコンテンツや、Q10、ebay、セカイモン、iHerbなどEC、またヤマダ電機など実店舗でも利用することができます。
非常に幅広い場所で使うことができるため、ユーザーにとっての利便性は高いといえるでしょう。
操作はわかりやすくシンプル:
PayPalを利用するには、クレジットカードや銀行口座を登録し、IDとパスワードを設定するだけです。
これだけで簡単にショッピングを楽しむことができます。また、口座振替設定をすれば、家族や友人とのお金のやり取りも簡単にできるようになります。
例えば、親御さんからお子さんへお小遣いを毎月渡すのをPaipalで行ったり、友人間でお金の貸し借りをするときにも簡単に使うことができます。
低コスト:
PayPalの手数料は非常にお得で、これは利用するユーザーだけでなく、導入する店舗側にもメリットとなります。これにより、ユーザーは手数料を転嫁されることなく、便利にショッピングを楽しむことができます。
Vプリカを利用できない際の注意点および確認ポイント
Vプリカの登録や連携がうまくいかない場合はこれをチェック
Vプリカの登録や連携がうまくいかない場合があります。そのようなときは、以下をチェックしましょう。
- アカウント名とカード名義のミスマッチ
- Vプリカがすでに別のアカウントに登録されている
- 登録するブランドがVISAではない可能性
- カード番号の入力間違い
- 有効期限の打ち間違い
アカウント名とカード名義のミスマッチ
PayPalアカウントの名義とカードの名義が一致していないと登録できません。これは、自分名義のカードでなければならないだけでなく、ローマ字のスペルや表記も完全に一致している必要があります。
Vプリカがすでに別のアカウントに登録されている
同一のVプリカは一つのPayPalアカウントにしか登録できません。既に別のアカウントに登録されている場合は、そのアカウントからカードを解除した後で再度登録する必要があります。
登録するブランドがVISAではない可能性
VプリカはVISAブランドですが、PayPalに登録するときには、VISA以外でもMastercard、JCB、AMEXなどの選択肢があります。こちらを選んでしまうと、登録がうまくいきません。
カード番号の入力間違い
基本的なミスですが、これで登録がうまくいかないことも起こり得ます。今一度確認しましょう。
有効期限の打ち間違い
こちらも初歩的なミスですが、今一度確認しましょう。
Vプリカが使えない場合はこれをチェック
VプリカをPayPalにせっかく登録しても、なぜか使えない場合があります。
そんなときは以下の可能性をチェックしましょう。
- VISA加盟店ではない
- VISA加盟店ではあるが、Vプリカが使えない
- 残高が200円以下である
Vプリカの加盟店は増え続けていますが、それでも、そもそもVISA加盟店ではない、加盟店だがVプリカ非対応などの理由で使えないこともあります。
また残高がゼロではないにしても、200円を切るとやはり利用できないので、この点についても確認しましょう。