Appleギフトカード関連の詐欺の手法の全てと騙されない対策

Appleギフトカード(Apple Gift Card)の詐欺が増えているのは本当?

ギフト券を買取してもらおうと思ったけど、お金が振り込まれない。これって詐欺じゃないの?

このような疑問をお持ちの方がいらっしゃるようです。

電子ギフト券は、ギフトコード番号が本体となります。

コード番号は、チャットアプリなどでも簡単にやり取りすることができる一方で、注意しないと簡単に詐欺に会ってしまう可能性もあります。

今回の記事では、Appleギフトカード関連の詐欺の手法を網羅的にお伝えするとともに、騙されないための対策や注意点もお伝えしていきたいと思います。

Appleギフトカードの詐欺は珍しくない

ギフトカード詐欺は社会問題となっている

Appleギフトカードとは、世界的に有名なApple社の、iPhoneなどのデバイス製品、Apple MusicやApple TV+などコンテンツ・サービスなど、様々な有料アプリの課金などに使うことが可能です。

このように様々な、支払いに使うことができる、いわゆるプリペイドカードです。

使い勝手は非常によく、iPhoneやiPadなどのデバイスで、自分のApple IDにチャージしたら、その後は、標準的にAppleギフトカードで支払いがされるなど、便利な機能も備わっています。

また、ギフトカードの名前のとおり、お祝いごと、誕生日などの時に、誰かにプレゼントとしてあげるときにも非常に便利です。

カードタイプと呼ばれる、手で触れるタイプのギフト券もありますが、いずれにせよ、16桁のコード番号が実体なので、LINEやメールで簡単に相手にプレゼントすることができるのが、メリットです。

そのため、遠方の相手へのプレゼントなどで、とても重宝されています。

Appleギフトカードや、Amazonギフト券、Google Playカードなど、ギフトカードはこのような利点を兼ね備えており、年々ニーズが高まっています。

しかし一方で、このように日常的に、ギフトカードが使われるようになる一方で、詐欺の件数も増えており、社会的な問題となりつつあります。

Appleも公式サイトで注意を促す

Appleギフトカードを含めた、プリペイドカードや電子ギフト券の詐欺はそこまで珍しいものではありません。

Amazonギフト券や、Appleギフトカード、Starbucksカードなど、電子ギフト券で買い物することや、プレゼントをすることが日常の光景となりました。

しかし一方で、これと比例して、詐欺の件数も増加しています。

Appleギフトカードも例外ではありません。

発行会社のAppleも自社公式サイトでや利用規約で、Appleギフトカード関連の詐欺について注意を発しています。

なぜかいえば、このような背景があるからです。

Appleギフトカード関連の詐欺の手法を解説

ここからはAppleギフトカード関連の詐欺の手法を一つずつ見ていきます。

手口が分かれば、どのように対策をすれば良いのか、何に注意すれば良いのか分かってきます。

フィッシングメールを使った詐欺

フィッシングメールを使った詐欺は、詐欺としては代表的な手口です。

「あなたのセキュリティに問題がありますので、至急確認してください」などのメッセージとURLリンクをメールで送付して、詐欺のサイトに誘導するものです。

多数のメールアドレスに同じメールを送る手法をとっており、返信や、誘導先のサイトを訪問した人を騙そうとします。

誘導先のサイトでも「セキュリティに問題があるため、次の手順を踏んでください」など言葉を巧みに促されます。

最終的にクレジットカードや銀行口座情報を提供してしまったなどがよくあるパターンです。

Appleギフトカード関連のフィッシングメール詐欺は、クレジットカードでAppleギフトカードを購入させられたり、コード番号を開示させられたりします。

Appleギフトカードは、コード番号が本体なので、第三者には絶対に教えないようにしましょう。

代表的なフィッシングメールの例にも慣れておきましょう。

次のようなメールが来たら、メールを開かない、URLリンクをクリックしない、など気をつけましょう。

フィッシングメールの例文

  • ご利用のApple IDアカウントに、通常と異なるアクティビティを検出しました。すぐに確認してください。
  • Apple IDの、重要なセキュリティ更新が必要です。こちらのリンクからすぐに更新を行ってください。
  • 通常とは異なる環境からのログイン試行が検出されました。ただちに、こちらのリンクから直ちにパスワードを更新してください。
  • あなたのアカウントが一時的に停止されました。再開するにはこちらをクリックしてください。
  • パスワードの有効期限が切れています。すぐにこちらのURLから更新してください。

このようなメールが来ると、不安な気持ちになり、すぐに対応しなければいけないと感じる人も多いでしょう。

しかし、リンクを押してしまうと、何かしらの利用料金を、Appleギフトカードでの請求されたり、クレジットカード情報を要求されて、情報やお金を騙し取られる、不正にカードを使われるなどが起こります。

絶対にURLリンクはクリックしないことが重要です。

フィッシングメールは、プログラムで機械的にに作っていることもあり、次のような、不自然な特徴があれば、フィッシングメールである可能性が高いでしょう。

フィッシングメールの特徴

  • 不自然な文法やスペルミス: メールに含まれる言葉遣いや文法が不自然。スペルミスが多い。
  • 緊急を要する内容: 緊急性を感じさせるような内容で、すぐに対応を求める文言が使われています。
  • 公式を装った巧妙な偽装: 有名な企業や機関を装い、ロゴやデザインを真似たメールが送られてきます。
  • 個人情報の要求: パスワードやクレジットカード番号などの個人情報を求める。
  • アルファベットの羅列: メールアドレスやウェブサイトのURLに、意味のない文字の羅列が見られることがあります。

LINEアカウントを乗っ取ってAppleギフトカード詐欺を行う

LINEアカウントを乗っ取る詐欺もあります。

Appleギフトカードの手口でいえば、アカウントを乗っ取ったら、知り合いのアカウントなどにAppleギフトカード要求するというやり方です。

昔の知り合いから久しぶりに連絡をもらったら、突然コンビニに行ってください、などと言われるなどを経験した人はいると思います。

または、知り合いじゃない人からも、突然、友達リクエストが来て、ギフトカードを買いに行ってくださいだの、コンビニに言ってくださいだの、と言われたことがあると思います。

いきなり、このような連絡をもらって、ギフトカードを買いに行くなんているのか?と思う人は多いと思います。

いかし、高齢者の場合は、このような詐欺でも引っかかってしまうことがあるようです。

このような手法は、中国人をはじめとした外国人が行うことが多いです。

日本語自体もおかしい場合が多く、また、文脈としても不自然なことが多いです。

いきなりAppleギフトカードを要求してくるといったコミュニケーションをしてくるので、違和感には築けるかと思われます。

SNSプレゼント企画や取引詐欺

Appleギフトカードの詐欺が行われる場所は、様々です。

最近では、Instagram、Twitter、Pinterest、Tiktokなどさまざまな媒体があります。

このような多様なSNSを使っていると、自然とSNS上で、オンライン上だけの知り合いも増えていきます。

しかし一方で、このようにオンライン上だけの知り合いから、Appleギフトカードの詐欺を働かれることもあります。

以下は、SNS上でよくある詐欺の手口です。

SNS上で行われる詐欺の手口の一覧

  • 有名人や著名な企業のアカウントを模倣や乗っ取りを行い、フォロワーにギフトカードをプレゼントするという嘘の企画。応募したユーザーは、個人情報の提供や有料サービスの登録を求められる。
  • アカウントのフォロワー数を増やすために、ギフトカードのプレゼントを偽装したキャンペーンを行う。フォロー、いいね、シェアで応募できるが、個人情報やフォロワー数だけが目的で実際にプレゼントされることはない

また、特に最近増えているのは、AppleギフトカードやAmazonギフト券などの電子ギフト券での前前払いを要求されるが、払った後に返信がこないというものです。

記事を書きます、イラストを描きます、コレクターグッズを売りますというアカウントはSNS上にたくさんいます。

ギフトカードで前払いで支払ってほしいというアカウントには注意です。

ゲームアカウントの売買取引での詐欺

ゲームアカウントの売買取引での詐欺もあります。

手口は、SNSでの手口とほぼ同じです。

最近では、オンラインゲームのアカウントも取引されることも多くなっています。(ボーナスステージに進める、特定アイテムを取得済みなど)

この場合の支払いも、通常の銀行振込ではなく、ギフトカードで要求されることがあります。

やはりギフトカード前払いを要求されますが、支払いをしたら、その後は、返信が無く困ってしまったというケースが存在します。

出会い系サイトでの詐欺

最後に紹介するのは、出会い系サイトでの詐欺になります。

出会い系サイトで知り合えるユーザーは、一般のユーザーが大半です。

しかし、中にはレンタル彼氏・彼女のようなビジネスを行っている人もいます。

このような場合、出会う前に、AppleギフトカードやAmazonギフト券などの電子ギフト券で、前払いで支払いを要求されます。

こういう詐欺を働くひとは、出会い系サイトにもいますし、ネット掲示板やSNSなどにもいます。パパ活女子や、裏垢女子というジャンルでも、こういう詐欺はあります。

手口としては、すでに紹介した、ゲームアカウントの売買取引の場合と同様で、電子ギフト券で支払いをしたら、その後は、返信が返ってくることがないことがあるようです。

そのほか、不特定の人間から、電話がかかってくるなど様々な詐欺の手法がありますが、最近はオンラインでの詐欺が主流であり、上記で紹介したものが主流なものになります。

Appleギフトカードの詐欺は現金化・換金の場面でも

これまで紹介してきた詐欺以外でも、「ギフト券買取サイト」と呼ばれるサイトを利用する際に詐欺に遭ってしまうことがあります。

ギフト券買取サイトとは、要するに、Appleギフトカードなどを買い取りして、現金に換えてくれる、オンラインのサイトです。

申し込みをしてから30分以内に振込してくれるなど、非常に使い勝手が良いことが知られています。

ギフトコード情報を渡してもお金を振り込んでくれない

悪質な買取サイトを使うと、お金を振り込んでくれない、ということが発生します。

オンラインで堂々と、サービスを提供しているサイトで「そんなことがあるのか?」と思うかも知れませんが、実際にこのようなサイトは存在します。

このようなサイトは、短期間で作られて、短期間で荒稼ぎしてすぐに閉鎖される、という流れをたどります。

そのため、会社情報がしっかりと書かれていなかったり、虚偽の会社情報が書いてあるなどがポイントです。

過去の事例でも、いずれのサイトも、虚偽の会社情報や、会社情報を載せていないなどが特徴でした。見分け方は、記事の後半でも詳細に説明していますので、しっかりと覚えておきましょう。

個人情報を転売や悪用される

買取サイトを使ったり、Appleギフトカードで現金化をするときで気をつけたいのは、個人情報を悪用されるリスクです。

買取サイトを使う場合は、以下の個人情報を要求されます。

  • 氏名(姓名)
  • 連絡先電話番号
  • 連絡先メールアドレス
  • 生年月日
  • 住所
  • 運転免許証、マイナンバー、パスポートなどの身分証明書

正式な買取サイトの場合は、これらの情報は、法律的にもギフト券の売買に必要な情報なのでまったく問題ありません。

しかし法人として、情報をしっかりと公開して事業を営んでいる会社ならばともかくも、悪質なサイトにこうした情報を渡すのは大変危険です。

次からも紹介するように、信用できそうかどうか、よく確認してから個人情報のやり取りはしたほうがよいでしょう。

▼Appleギフトカードの買取率や、安全・安心に使えるギフト買取サイトは以下でも確認することが可能です。(ランキング的に買取率もご紹介しています)

Appleギフトカード買取率の最新情報とおすすめサイト【2024年5月11日更新】

詐欺サイトに騙されないためのポイントと対策

詐欺サイトに騙されないためのポイントと対策もまとめてみました。

相場から高すぎる換金率には注意

ギフト券買取サイトは、相場の買取率がだいたい決まっています。

99%などと常に謳っている場合は、注意が必要です。買取サイトも、自分たちで買取をしたギフト券を別の最終ユーザーに販売する必要があるので、差益がでるレベルの換金率でしか買取できません。

また、だいたいのサイトは、相場と一緒に動きます。

あまりにも相場とかけ離れた換金率を提示している場合は、注意したほうが無難です。

被害に遭わないように、この点も知っておいたほうがよいでしょう。

会社概要が確認できなかったり怪しい

買取サイトは、たくさんネット上で見つけることができますが、なかには信用できない会社やサイトが存在することも事実です。

よくあるのは、サイトの「会社概要」というページを見ても、以下のような理由から会社情報を確認できないという場合です。

運営会社の情報はしっかりと確認しよう
【こんな場合は注意】

  • 正式な会社名が記載されていない。確認できない
  • そもそも、会社名が掲載されていない
  • 会社概要のページ自体がない
  • 会社情報は書いてあるが、堂々と虚偽の情報が記載されている

対策としては、サイトの会社概要はチェックする癖をつけましょう。

最後の、虚偽の情報が記載されている場合は、対策が難しいですが、法務省のデータベースを利用すると、本当にその会社が存在するのかを確認することができます。

(会社の登記情報といいます)

一般の人にとっては、若干の敷居が高いチェックの方法ではあります。

そのため、当サイトでは、会社の情報や、その他実績など様々な観点で、安全性を確認済みの、買取サイトを紹介しております。

弁護士や消費者センター、警察に相談

買取サイトを使った場合によくあるトラブルは次のような例です。

商品の情報を送った、ギフトコード番号を伝えたのに、お金が振り込まれない。

身に覚えがないのに、ギフトカードが使用済みなので返金してくださいと言われた。

このような場合は、電子ギフト券の使用履歴を確認して、まずは利用した買取サイトに連絡しましょう。

それでも返信をもらえなかったり、対応してくれない場合は、弁護士や消費者センターに相談しましょう。

ただし、消費者センターや警察に被害を届け出たとしても、金額が小規模だったり、事件性がそこまでない、または、立証が難しそうだと判断された場合は、捜査や対応してくれるかは難しいでしょう。

詐欺被害にあったら、すぐにこれらの機関に連絡することはもちろんですが、その時にはもう手遅れだったということも少なくないのです。犯人を特定することは難しいからです。

やはり、被害にあってから動くのではなく、被害に合わないように対策をするのが一番でしょう。

対策に関しては、怪しいサイトは使わない、当サイトなどの比較サイトで紹介されているサイトを中心に使うなどをしましょう。

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