覚えがないAmazonギフト券に関するトラブルが増えています。
Amazonギフト券の、チャージ残高や購入履歴が増えていたり、減っていたり。
または、自宅にAmazonギフト券が送られてきたなどの事例があるようです。
こんなことがあったら、ちょっと気持ち悪いですよね。
様々な理由が考えられますが、架空請求や詐欺業者がからんでいる場合もあります。
放置をすると、取り返しがつかない事態になる可能性も考えられます。
原因と対処法を、この記事でしっかりとチェックしましょう。
この記事でわかること
(クリックすると飛びます)
覚えがないAmazonギフト券のトラブルは大きく分けて2種類
気づいたらAmazonギフト券が増えたり減ったりしている。
そんなときに考えられる原因は、大きく分けて2つしかありません。
身に覚えがないのに
Amazonギフト券が増える理由は2つ
- 不正業者による架空請求、詐欺、アカウント乗っ取りなど
- 詐欺ではない他の原因によりAmazonギフト券残高が増えている
理由①:【要対応!】不正業者から架空請求、送り付け商法
まず確認したいのは、不正な業者による架空請求、詐欺、アカウント乗っ取りなどのケースです。
これが行われている場合は、
「その業者と関わらないようにする」、
「すぐにパスワードを2段階認証にする」
などの対応が必要です。
また、なにか協力しただけで、Amazonのアカウントが停止などのデメリットが発生する場合もありますので、極力関わらないほうが良いでしょう。
ひとつずつ、順を追って詳しく説明します。
(すぐに読みたい人はコチラ)
理由②:詐欺ではない│商品返品やオートチャージなど
見に覚えがない場合でも、Amazonギフト券が増えたり、減ったりする場合があります。
例えば、以下のような理由です。
Amazonギフト券が増える理由
(詐欺ではない場合)
- 購入した商品を返品してAmazonギフト券で返金されていた
- 応募していたキャンペーンに当選していた
- オートチャージ設定が機能していた
- プライム会員の支払いとして設定されていた
上記は10個以上ある理由の中のほんの一部です。
こちらも追って詳しく説明していきますが、まずは、不正や詐欺業者の可能性から見ていきましょう。
(詐欺や不正業者に関するもの以外について、読みたい人はコチラ)
覚えのないAmazonギフト券は不正や詐欺業者かも
覚えがないのに、Amazonギフト券が増えていたり、減っている。
そんな場合は、次の可能性があります。
架空請求や詐欺などのケース
- 架空請求・送り付け商法
- Amazonアカウントの乗っ取り
- Amazonレビューを依頼してくる業者(これも規約違反)
非常に危険なので、内容と対策を確認していきましょう。
架空請求・送り付け商法
自宅にいきなり、身に覚えがない商品が届いて、代金を請求されるというケースです。
健康食品や、バッグ、コロナ禍ではマスクなどが送られてきたなどの事例があるようです。
「息子や旦那が頼んだかもしれない」
「何か楽天やAmazonで頼んでいたかもしれないな」
そう考えて払ってしまう人もいるようです。
しかし、結論から言うと、見に覚えがない商品が自宅に届いても、払わなくて大丈夫です。
なぜなら、消費者庁が、こうした「送り付け商法」に対する新たな規定を、法改正として制定したからです。
消費者を守るルールをまとめると、次のようになります。
「送り付け商法」
をされても払う必要なし
- 消費者は、身に覚えがない商品は支払わなくてよい
- 消費者の側で、直ちに処分してしまって構わない
- すでに払ってしまった代金に関しては、消費者庁に相談が可能(ホットライン=188)
そのほか、消費者庁以外にも不正な業者を摘発するべく、警察など様々な通報ラインがあります。
違法な業者を見つけたら、通報や助けを求める窓口が用意されています。
消費者庁以外の
ホットライン
- 振り込め詐欺の対策専用HP:
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/1_hurikome.htm - 国民生活センター:
http://www.kokusen.go.jp
アカウント乗っ取り
Amazonの自分のアカウントの購入履歴に、Amazonギフト券など、購入の覚えがない商品があった。
このような場合は、「Amazonアカウントの乗っ取り」の可能性も疑ったほうが良いでしょう。
「LINEアカウントが乗っ取られた」
友達からこんな話を聞くのも珍しくないと思います。
感覚的には友達が100~200人いたら、1人くらいは乗っ取られているのでは、くらいに珍しくないですよね。
同じように、Amazonアカウントも乗っ取り被害の、例外ではありません。
以下のような人は、特に要注意です。
Amazonアカウントの
乗っ取りがされやすい人
- パスワードを簡単なものにしている
- パスワードを使いまわしている
- 2段階認証を設定していない
こんな人は、すぐに2段階認証を設定することをおすすめします。
「2段階認証」とは、ログインしようとすると、自分のスマホ携帯に認証のショート・メッセージ(SMS)が飛んでくる仕組みです。
これを活用することで、パスワードが他人にバレてしまった場合でも、不正ログインを防ぐことができます。
一度設定してしまえば、あとは特に、面倒な操作も必要ありません。すぐに設定することをおすすめします。
アマギフ当選メール(サクラのレビュー依頼)
Amazonや通販では、レビューが星4つや3.5以上ついてるかどうかで、商品の売上が左右されます。
レビューを獲得するのは業者にとって、非常に重要です。
「Amazonギフト券が当選しました!」といったメールやSMSが送られてくることがあります。
この場合、実際にAmazonギフト券をもらうには、特定の業者の商品やサービスをレビューすることが条件となっています。
レビューに協力することで、Amazonギフト券を実際にもらえることもあるでしょうが、以下のリスクもあります。
アマギフ当選メール
に関するリスク
- 業者に個人情報を与える必要(氏名、住所、連絡先などを教える必要)
- Amazonアカウントの停止リスク
レビューに協力する際に、メールアドレス、電話番号、氏名、住所などの個人情報を聞かれます。
このような行為を行う業者は、まずもって、まともな業者ではないので、その後、個人情報が漏洩する確率は高いでしょう。
また、協力してしまうと、いわゆる「サクラレビュー」なので、協力した人も、Amazonからアカウント停止を受ける原因にもなります。
安易に、このような業者に協力することは控えたほうが良いでしょう。
覚えがないのにAmazonギフト券残高が増える理由(不正・詐欺以外)
不正業者や詐欺業者が関連していない場合でも、覚えがなくAmazonギフト券が増えていることがあります。
Amazonギフト券が増える理由一覧(不正・詐欺以外)
考えられる原因は、代表的なもので10個ほどあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
覚えがないのに
Amazonギフト券が増える理由
(不正・詐欺関連以外)
- Amazonで購入した商品を返品した
- オートチャージ
- プライム会員の支払いに設定
- 家族がチャージした
- ギフト券のロック・無効化
- Amazonアソシエイトの報酬
- ポイントサイトからの交換
- Amazon MasterCardのポイント
- Amazonギフト券のキャンペーンでの付与
Amazonで購入した商品を返品した
Amazonで購入した商品を返金すると、基本的にAmazonギフト券で返金されます。
(銀行振込で、現金で返金してもらうことも可能ですが通常はギフト券で返金)
Amazonギフト券で返金される場合は3日~1週間程度かかると言われています。
すこし前に、返金リクエストした商品がAmazonギフト券で返金されていたことが、理由である場合があります。
ちなみに、Amazonギフト券は、通常、自分のアカウントにチャージして使いますが、チャージ後は優先的に支払いで消費されます。
そのため、使い忘れることはないでしょう。
▼Amazonで商品を返品する方法について詳しく書いています
Amazonギフト券の返金方法│商品の返品も説明オートチャージ
Amazonギフト券には、「オートチャージ」というものがあります。
「オートチャージ」を使うと、毎週や毎月などの頻度で自動でチャージしてくれたり、チャージ残高が一定の金額を下回ると自動チャージしてくれます。
非常に便利な機能ですが、一方で、一度設定をすると、その後もずっと継続されます。
オートチャージの設定がされていることを忘れてしまうこともあるでしょう。
オートチャージの設定は、以下の2通りです。
Amazonギフト券の
チャージ設定
設定方法 | 内容 |
①:一定の残高を 下回るとオートチャージ | 例:3000円を下回ると、オートチャージなど |
②:一定期間が経つと オートチャージ | 1日ごと、1週間ごと1ヶ月ごとなどのタイミングで自動チャージ |
いずれの場合も、一度設定すると、設定が継続されてしまうので知っておきましょう。
プライム会員の支払いに設定
Amazonギフト券が減っている場合は、プライム会員の支払いとして設定されていることが原因かもしれません。
プライム会員の利用料は、毎月自動的に支払われます。
しかも、Amazonギフト券でチャージした残高は、通常は、支払いのときに優先して消費されます。
Amazonギフト券が優先的な支払い方法として設定されていても、、普通なら購入画面を見るタイミングで気づきます。
しかし、プライム会員の会員費は、自動で支払いが処理されるため、気づかない場合が多いのです。
家族がチャージした
例えば、自分のアカウントを、息子さんも使ったことがある場合は、念のため、Amazonギフト券をチャージしてないかなど確認した方が良いでしょう。
特に、夫婦の場合は、同じAmazonアカウント共有している方もいらっしゃるでしょう。
家族の他のひとが、チャージをしてないか聞いてみましょう。
Amazonギフト券のロック・無効化
Amazonギフト券がロックされるなどの理由で、使えなくなることがあります。
Amazonギフト券が勝手に送られてくる、勝手に増えたり、減ったりする、といったトラブルではありませんが、Amazonギフト券に関するトラブルとしてこちらも紹介します。
このような事態が起きたときの原因は主に2つです。
Amazonギフト券が
使えなくなる理由2つ
- 不正なAmazonギフト券を使用しようとしている
- Amazonの利用規約を無視したと判断されてアカウントが停止となった
不正なAmazonギフト券とは、中古売買サイトでギフト券を購入する場合です。
そのほかとしては、Amazonの利用規約を無視した場合です。
自分のAmazonアカウントが停止された場合は、購入済みやチャージ済みのAmazonギフト券がすべて没収となります。
アカウントが停止されてギフト券が没収された人で、Amazonに裁判を起こした人もいますが、裁判で負けています。
何が理由で、アカウント停止になるのかは、Amazon自身しか知り得ません。
先ほど紹介し、「サクラレビュー」の手伝いなどでも目を付けられますので、極力、不正に見える行為は行わないようにしましょう。
Amazonアソシエイトの報酬
Amazonアソシエイトは、Amazonで買える商品を自分のブログやWebサイトで紹介することで、アフィリエイト収入を得られるプログラムです。
非常にわかりやすく、参加しやすいことから日本でも行っている人も多いでしょう。
この報酬も、EメールタイプのAmazonギフト券で支払われます。
そのため、もしかしたら、Amazonアソシエイトが原因かな?と思う人もいるでしょう。
しかし、EメールタイプのAmazonギフト券の報酬は、Eメールでコード番号として送られてきます。
つまり、チャージする前の状態のギフト券として受け取れるので、勝手にチャージ残高が増えたり減っているということとは関係ないでしょう。
ポイントサイトからの交換
ポイントサイトは、様々な通販サイトや決済アプリで得られるポイントを別のポイントに交換できるサイトです。
最近、非常に人気で、ポイントの交換先としては、Amazonギフト券もあります。
これが可能性であるか考える人もいるでしょう。
しかし、ポイントサイトからの報酬も、チャージ前のAmazonギフト券、つまりコード番号としてもらいます。
そのため、これが何か悪さをするということはないでしょう。
Amazon MasterCardのポイント
Amazonでは、Amazon Master Cardというクレジットカードがあります。
このAmazon Master Cardは、以前は、1000ポイント貯まるごとに、Amazonギフト券に自動的に変換されるという仕組みが導入されていました。
しかし、この仕組みは今は廃止されています。
そのため、Amazon Master Cardが原因で、Amazonギフト券の残高が増えたり減ったりしているということはないでしょう。
Amazonギフト券のキャンペーンでの付与
Amazonギフト券は、購入する方法によって、ポイントが付与されるというキャンペーンが開催されることがあります。
現金やクレジットカードでAmazonギフト券を購入すると、Amazonポイントを1%から2.5%もらえるというものがありました。
しかし、よく考えてみると、このキャンペーンでもらえる特典は、「Amazonポイント」というもので、Amazonギフト券とは全くの別物です。
そのため、キャンペーンでもらえるAmazonポイントも、Amazonギフト券の増減に関係しているということはありません。